人権標語を考えよう(小3生の宿題)-マインドマップ-
「人権標語を考えよう」
この宿題、壮大すぎて難しくないですか?
大人も往生し、子供も何も思いつかないとグズグズする始末。
親子で課題にどう向き合ったかを記録しました。
誰かのご参考になれば幸いです。
マインドマップでアイデア出し
突然ですが、皆さんはマインドマップというものをご存じでしょうか。
wikipediaでは以下のように書かれています。
マインドマップ(英: mind map, mindmap)とは、トニー・ブザンが提唱する、思考の表現方法である[1]。頭の中で考えていることを脳内に近い形に描き出すことで、記憶の整理や発想をしやすくするもの[1]。
何かのアイデア出しをするときや思考を深める際に、物事を関連付けて発想していき、体系図として整理していきたい時に効率的な手法と言われています。
ということで、まずはアイデア出しをすることで、子供が何を大切に思っていることを洗い出し、そこから人権標語へとつなげていこうという作戦で、小3生とともにやってみました。
子供とやるマインドマップ
いきなり子供に「マインドマップやってごらん」と言っても、当然できるはずありませんので、そこは親がうまく誘導してあげる必要あります。といってもそんな難しいテクニックがあるわけではなく、以下のように進めていただければ誰でもそれなりの結果が得られると思います。
1.子供の生活を掘り下げ
小3生の日々について書き出していきました。
〇年〇組、生徒数、男女比率、先生の名前、先生の口癖、教室に掲示してあるスローガン、机の並び方、外の様子、給食の時の様子、休み時間の遊び、友達の特徴など。
とりあえず手当たり次第書き出しました。
この時、物や事だけではなく、子供の気持ちや思っていることも足し加えていきます。
最終目標が人権標語なので、なるべく道徳的な内容のものが出てくるように心がけて話をしました。
他に気を付けることとして、白い大きい紙に時間をかけてたくさん出すことが重要です。この過程ですべてが決まると言っても過言ではありません(私の場合、ここに20分ほどかけました)。
そして子供の意見を尊重しながら、楽しく話を聞いてあげることがポイントです。
子供が途中で飽きてしまうとどうにもなりませんので、楽しく調子に乗せてあげるように心がけましょう。
2.共通するところを探し出す
一通り洗い出しが終わると、似たようなキーワードが何か所か出てきます。それらを丸で囲っていくと、子供が何を思って何を大切にしているのか、不思議と何となく見えてきます。
私の子供の場合は「友達といる時が楽しい」「皆が楽しむことがいい」「みんなで大きな輪になりたい」「人のことを大切にする」という言葉が出てきました。
作業的には1~2分程度です。
3.共通の言葉を組み合わせて完成させる
あとは出てきたキーワードをうまく並び替えて標語としました。
作業的には数分。
【人権標語】
広がれみんなの輪
~友達を大切にしたい~
いかがでしょうか。
今回子供とマインドマップする中で、子供が何を思って日々暮らしているのか垣間見えた気がして、とてもいいコミュニケーションになったなと感じました。
親のほうもうまく誘導する必要はありますが、やってみると意外と何とかなるものです。軽いノリでぜひチャレンジしてみてください。
マインドマップで自分を見つめなおす
このマインドマップですが、仕事をする上でのアイデア出しで有効とされていますが、私は自分探しをするときに多用しています。
最近だと、「自分の得意なことは何なのか」という題材でカフェで4時間ほどやり続けたこともあるくらいです。自分の得意なことって生活の中で自然とできてしまうので、自分ではなかなか気づけないんですよね。
自分の得意・不得意がわかると、自分をメタ認知(客観的な見方)することができるようになり、非常に生きやすくなったなと感じております。
ぜひ、カフェに紙とペンを持って行き、自分を見つめなおす時間をつくってみてはいかがでしょうか。