koba-tyanのブログ

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8歳の子供と「戦争」~「他人の価値観」について語った

 

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8歳(小3生)の子供と思いがけず戦争の話になりました。

 

私「どうして戦争が起こると思う?」

 

子供「さあ・・・」

まあ、当然の反応か。私はこう言いました。

私「国と国の考え方の違いがあって、お互いが譲らないとなったときに戦争が起こるよ」

子供「ふーん」

 

なぜ私が「考え方の違い」という視点で答えたのか。

それは次に、個人間での考え方の違いがあって、それがもとでケンカというものが起こるという流れにしたかったから。

 

私「戦争だけじゃなくて、人同士でも考え方が違うとケンカが起こるよ。」

子供「そうなの?」
私「みんなそれぞれ違う考え方を持っている。授業中に歩き回る子がいたらどう思う?

子供「授業中に歩き回ったらダメでしょ」

私「そう思う人は多いだろうね。だけど本人は他人に迷惑がかかっているとは思っていないんじゃない?」

子供「そこは気づくでしょ」

私「あんた(子供)は気づくかもしれないけど、その歩き回る子は気づかないかもしれない。そもそも、何か落としただけなのか、トイレに行きたくて我慢しているだけなのか、ストレッチしたのか、何か理由があるかもしれない。」

子供「そんなんじゃないでしょ」

私「あんた(子供)は今そんなことはないと決めつけている。自分が思っていること他人も同じように思っているはずと考えてる。自分と他人が同じ考え方しているとは限らない。」

子供「そっかー」

私「みなそれぞれ違う考え方をもっているし、それぞれの言動に対してどうしようもない理由があるかもしれない。そういったことを想像してあげることも大事だよ

子供「わかった!」

 

うん、素直だ。かわいい。

最後のほう、子供にはまだ難しいかなと思って簡単に済ませました。

 

「皆それぞれが違う価値観をもっている」ということに気づけるようになると、自分の中の世界が小さかったことに気づけるようになり、他人に対して懐が深くなる。

そうすると自然と他人に感謝できるようになる。

 

子供がもう少し大きくなれば、ここまで教えてあげようかと思います。そのころには口もきいてくれないかもしれませんが・・・。

 

ちなみに妻に「戦争はなんで起こるの?」と聞いてみたら、

妻「領地や資源が欲しいから」

リアリストな妻ならではです。

皆考え方が違っておもしろい!